除染の謝礼を隠し、脱税の疑い 4800万円、国税が告発
共同通信 2020/1/10
東京電力福島第1原発事故の除染業者などから謝礼金名目で受け取った約1億3100万円を隠し、所得税約4800万円を脱税したとして、仙台国税局は10日、建設会社員加治慶一氏(54)=横浜市=を福島地検に告発したと明らかにした。昨年7月1日付。
仙台国税局によると、以前、福島県いわき市に住んでおり、福島県内で除染作業を行う会社の工事部長として、作業を取り仕切る立場にあった。
2014~16年、下請けの除染業者などに妻や友人ら名義の口座に振り込ませて金を受け取ったとされる。18年6月に国税局が査察に着手していた。