東電は22日、福島第2原発の全4基の廃炉工程をまとめた「廃止措置計画」の概要を富岡町議会で説明し、廃炉完了までに「44年」を要するとの見通しを明らかにしました。
健全な第2原発の廃炉に、大事故を起こした福島第1原発の廃炉に要する期間(30~40年)よりも長いのは明らかに不合理ですが、それは第1原発の想定期間が短すぎるためとしか思われません。
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福島第2原発、廃炉完了に44年 東電が地元に計画説明
共同通信 2020/1/22
東京電力は22日、福島第2原発(福島県楢葉町、富岡町)全4基の廃炉工程をまとめた「廃止措置計画」の概要を富岡町議会で説明し、廃炉完了までに44年を要するとの見通しを明らかにした。昨年7月に廃炉を正式決定した際は「40年を超える期間が必要」としていた。
年内にも同計画をまとめ、国の原子力規制委員会に認可申請する。
計画は廃炉の工程を4段階に区分し、(1)汚染調査など準備期間(10年)(2)発電機タービンなど周辺設備の撤去(12年)(3)原子炉本体などの撤去(11年)(4)原子炉建屋などの撤去(11年)―の手順で進めるとした。