立民・国民が党首会談、合流へ大詰め協議
読売新聞 2020年1月10日
立憲民主党の枝野代表と国民民主党の玉木代表は10日、国会内で会談した。両代表はこれまで、党の合流に向けて非公式協議を重ねており、詰めの協議を行ったとみられる。会談には、両党の幹事長も同席した。
両党の合流協議では、合流方式と原発政策が焦点となっていた。合流方式では、枝野氏が立民に国民が加わる「吸収合併」、玉木氏が新党結成などによる「対等合併」を求めた。原発政策では、立民が「再稼働を認めない」としているのに対し、国民内には条件付き再稼働を容認する意見がある。
党首会談で大筋合意に至ったとしても、合流が早期に実現するかどうかは微妙だ。国民内には「当面、衆院解散の可能性は低く、合流を急ぐ必要はない」との声があるためだ。党内には立民との合流への拒否感が根強く残っており、合意内容によっては離党者が相次ぐおそれもある。
合流は枝野氏が昨年12月6日、玉木氏らに打診し、17日に協議入りを確認した。その後の両党幹事長による実務協議では合流方式などで折り合えず、党首間の協議に委ねられていた。