日本原子力発電は28日、東海第2原発の安全対策工事の終了時期を、21年3月から22年12月まで延期すると原子力規制委員会に届け出たと発表しました。
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東海第二原発の再稼働 2022年12月以降の見通し
TBSニュース 2020年 1月28日
首都圏で唯一の商業炉「東海第二原発」の再稼働が、早くても2022年12月以降になる見通しとなりました。安全対策工事に時間がかかるためです。
東海第二原発の周囲30キロ圏内には、およそ94万人が暮らしています。おととし11月に20年の運転延長が認められましたが、日本原電は28日、工事計画の変更を原子力規制委員会に届け出るとともに、茨城県や東海村などの関係自治体に報告しました。
防潮堤などの安全対策工事の終了時期を当初予定の2021年3月から1年9か月遅らせ、2022年12月に変更したということです。防潮堤や電源工事など大規模工事の時期がぶつからないように調整した結果、工事期間が延びたということです。
実際に再稼働するには地元自治体の同意が必要で、日本原電は「再稼働の時期は未定」としていますが、再稼働は早くても安全対策工事が終わる2022年12月以降になります。日本原電は、「安全第一に工事を進め、地元の理解を積み重ねていきたい」と話しています。