四国電、制御棒引き抜くトラブル 伊方3号機、定検中
共同通信 2020/1/12
四国電力は12日、定期検査中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)で、核燃料を取り出すため、原子炉容器上部で燃料を固定している装置を引き上げようとした際、制御棒1体を一緒に引き抜くトラブルがあったと発表した。原発への影響や外部への放射能漏れはないとしている。
四国電や県によると、12日午後1時20分ごろ、燃料の上下を固定している装置のうち上部をクレーンでつり上げた際、制御棒48体のうち1体が一緒につり上がり、原子炉から引き抜かれていることに作業員が気付いた。