2014年3月4日火曜日

福島県民、共同世論調査 朝日新聞ほか

 朝日新聞社と福島放送による福島県民を対象とした世論調査で国民の間で福島第一原発事故の被災者への関心が薄れ、風化しつつあると思うか」の問いには77%の人たちが「風化しつつある」と答えました。これは昨年よりも5ポイント増えました。
 
 また、福島の復興に道筋がついたかどうか」については「ついてない」と答えた人が82%に達しました
 「福島に住んでいることにストレスを感じている」人は67%で、これは、「放射線への不安を感じている」人の68%とほぼ一致しています。
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原発事故「風化感じる」77% 福島県民、共同世論調査
朝日新聞 2014年3月4日
 朝日新聞社と福島放送による福島県民を対象とした世論調査で、国民の間で福島第一原発事故の被災者への関心が薄れ、風化しつつあると思うか、と尋ねたところ、「風化しつつある」は77%で、「そうは思わない」の19%を引き離した。
 
 昨年3月の調査では72%対25%だったので、風化を感じる人が少し増えている。今年2月の全国世論調査で同じ質問をしたところ、69%対27%だったので、福島県民の方がより風化を感じていることがうかがえる。
 
 また、福島の復興に道筋がついたかどうか、尋ねたところ、「大いに」「ある程度」を合わせた「ついた」は17%で、「あまり」「まったく」を合わせた「ついていない」は82%に達した。昨年3月の18%対80%とほとんど変わっていない。
 
【調査結果】
原発事故の被災者への関心が薄れ風化しつつあると思うか
  思う 77% 思わない 19% 
福島の復興への道筋は
   全くついていない 22% あまりついていない 60%  ある程度ついた 16%
   大いについた1%
福島に住んでいることにストレスを
大いに感じる 20%  ある程度感じる 47%  あまり感じない 26%
全く感じない 7%
放射線への不安を
大いに感じる 24%  ある程度感じる 44%  あまり感じない 25%
全く感じない 6%
  
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