2020年8月22日土曜日

22- 道知事、寿都町核ごみ応募を拒否する方針 / 町長は財政悪化受け と

 鈴木道知事は20日、核のごみ埋設処分場の候補地を選定する国の調査が第1段階の文献調査から第2段階進んだ場合所在地の知事らの意見を聴くことになっている点を挙げ、反対する意向を表明しました。寿都町に文献調査への応募を自粛するよう促すためです

 一方応募を検討する北海道寿都町の片岡町長は21日、共同通信のインタビューに応じ、「町の主要産業である漁業が去年より水揚げが良くても、値段が安くなり、2割のマイナスに。これはコロナで流通が減っているため」と、交付金が目的であることを明らかにしました。

 また札幌市の秋元克広市長は20日の定例記者会見で、寿都町が核のごみの最終処分場選定に向けた文献調査へ応募を検討していることについて、「核のごみの道内持ち込みを『受け入れ難い』とする道条例があり、自治体は順守する責務がある」と述べましたが、同町の動きへの賛否については、具体的な言及を避けました。
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知事、核ごみ拒否方針 概要調査に不同意へ
北海道新聞 2020/08/21
 鈴木直道知事は20日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場の候補地を選定する国の調査が道内で進んだ場合、調査継続に反対する意向を固めた。関連法は後志管内寿都町が応募を検討する選定調査第1段階の文献調査から第2段階の概要調査に進む際、所在地の知事らの意見を聴くよう国に義務付けている。知事はこうした法制度を踏まえ、早期に反対姿勢を示すことで、寿都町に文献調査への応募を自粛するよう促す構えだ。

 知事は20日、寿都町に隣接し、同町での文献調査に反対する後志管内黒松内町、蘭越町、島牧村の3町村長と会談し、「知事は概要調査移行前に意見表明ができる。今後しっかりとこの問題に向き合っていきたい」と述べた。
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核ごみ、コロナの影響で応募検討 北海道寿都町長、財政悪化受け
共同通信 2020/8/21
 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査への応募を検討する北海道寿都町の片岡春雄町長(71)が21日、共同通信のインタビューに応じ、きっかけについて「新型コロナウイルスで町財政に影響が出た。他の交付金を取りにいくのに、これだけ取りにいかないのは変な話だ」と語った。

 片岡町長は町の主要産業である漁業への影響を強調。「去年より水揚げが良くても、値段が安くなり、2割のマイナス。流通が減っている」と話した。本格的に検討を始めたのは6月で、直後に処分事業を担う原子力発電環境整備機構の担当者を招いて、勉強会を開催したという。


「核抜き」道条例、「順守する責務」と札幌市長 市内での受け入れは全面否定
北海道新聞 2020/08/20
 後志管内寿都町が、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査へ応募を検討していることについて、札幌市の秋元克広市長は20日の定例記者会見で「(核のごみの道内持ち込みを)『受け入れ難い』とする道条例があり、自治体は順守する責務がある」と述べた。

 一方で秋元市長は「寿都町がどういう考えで条例との整合性をとろうとしているか、直接分からない」とも述べ、同町の動きへの賛否については、具体的な言及を避けた。
(以下は有料記事のため非公開 残り:58文字/全文:275文字)