2024年1月31日水曜日

変圧器、配管接続部に亀裂 志賀原発、報告書を提出

 志賀原発の変圧器周りの絶縁油の漏れが同ラインの亀裂によるものであったことが約1ヶ月ぶりに報告されました。
 細管と(変圧器や冷却器などの)機器類との接続は装置の至る所で見られるものなので、配管の亀裂が変圧器周りだけで起きたとは到底信じられません。変圧器の損傷は単に隠せないから公表したのではないのか、北陸電力は全体の破損状況について明らかにすべきです。
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変圧器、配管接続部に亀裂 志賀原発、報告書を提出 北陸電
                            時事通信 2024/1/30
 北陸電力は30日、能登半島地震後に志賀原発(石川県志賀町)で起きた変圧器の油漏れについて、配管の接続部分に亀裂が確認されたと明らかにした。
 地震による揺れで損傷したとみられる。同社は同日、現時点までの調査報告書を原子力規制委員会などに提出した。
 1日の地震で、志賀原発は1、2号機ともに外部電源を受けるための変圧器が1台ずつ損傷。1号機は約3600リットル、2号機は約1万9800リットルの絶縁用油が漏れた。

 北陸電によると、2台の変圧器を点検した結果、放熱器や冷却器をつなぐ配管に亀裂が見つかった。同社は、部品の交換や内部点検を行うとしているが、復旧の見通しは立っていない。