志賀町志賀原子力発電所安全推進協議会が12日開かれ、活動性があるかどうかの判断が必要な「評価対象断層」が陸域6本、海岸部4本の計10本で確定したことについて、北陸電力に「本格的な審査に向け、適切な資料の整理と丁寧な説明に努め、しっかりと対応してほしい」と求めました。
協議会は6カ月に1度で、新型コロナ感染拡大防止のため約1年ぶりの開催となりました。
協議会の内容を北國新聞が報じましたので紹介します。
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志賀原発の評価対象断層 「審査へ丁寧な説明を」安全推進協
北國新聞 2020/10/13
志賀町志賀原子力発電所安全推進協議会は12日、町文化ホールで開かれた。2号機の再稼働の前提となる新規制基準への適合性審査会合で、活動性があるかどうかの判断が必要な「評価対象断層」が陸域6本、海岸部4本の計10本で確定したことについて、協議会長の小泉勝町長は北陸電力に「本格的な審査に向け、適切な資料の整理と丁寧な説明に努め、しっかりと対応してほしい」と求めた。
会議では、停止している1号機の非常用ディーゼル発電機で、2月に配管から潤滑油が漏れたことや、昨年度実施した原子力防災訓練の結果、低レベル放射性廃棄物を今月中に日本原燃の埋設センター(青森県六ケ所村)に輸送することなどが説明された。
志賀原子力規制事務所は、昨年7月~今年3月の3度の保安検査と、4~6月の原子力規制検査で違反や指摘事項はないとした。協議会は6カ月に一度で、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、約1年ぶりの開催となった。
協議会に先立ち、志賀原発が立地する同町赤住で赤住区委員会・安全推進連絡会の合同会議が開かれ、評価対象断層について、田村実区長は「動向を注視していきたい」と述べた。