2020年10月4日日曜日

神恵内村も文献調査応募へ 核のごみ、議会委請願採択

  北海道神恵内村議会の常任委員会が、核のごみ埋設処分場選定に向けた文献調査の応募検討を求める請願を採択したのを受け、高橋昌幸村長は2日、報道陣の取材に応じ「重圧を感じるが、決断すべきときだと考えている」と述べ、近く開かれる見通しの本会議での正式採択後に応募を表明する意向を示しました。

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神恵内村も文献調査応募へ 核のごみ、議会委請願採択
                             共同通信 2020/10/2
 原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査を巡り、北海道神恵内村議会の常任委員会は2日、村商工会が提出した応募検討の請願を賛成多数で採択した。高橋昌幸村長は議会の意向を尊重する構えで、本会議での採択を経て応募を表明する見通し。村から約40キロ離れた寿都町も8日に表明する意向で、道内2町村続けての応募となる。
 2007年に応募して同年のうちに撤回した高知県東洋町以来、進展が見られなかった最終処分場選定を巡る本格的な議論が大きく動きだすことになった。北海道の鈴木直道知事は2町村側に慎重な対応を求めている。


神恵内村長「決断すべきだ」 核ごみ、議会の請願採択受け
                             共同通信 2020/10/2
 北海道神恵内村議会の常任委員会が、原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査の応募検討を求める請願を採択したのを受け、高橋昌幸村長は2日、委員会終了後に報道陣の取材に応じ、「重圧を感じるが、決断すべきときだと考えている」と述べ、近く開かれる見通しの本会議での正式採択後に応募を表明する意向を示した。
 請願は2日の委員会で約50分間審議され、賛成5人、反対2人で採択。「拙速では」「住民の分断につながることは避けるべきだ」との意見も出たが、高橋村長は、応募の是非を問うための住民投票は実施しないとした。