東電は15日、福島原発から出る汚染水の処理水について「二次処理」（再浄化）を試行したところ、トリチウム以外の主な放射性物質が基準値未満になったと発表しました。
この結果から、基準値をオーバーした理由はALPSへの通水流量が過大であったためと推定されます。
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放射性物質、基準値未満に 原発処理水の再浄化試行 東電
時事通信 2020年10月15日
東京電力は１５日、福島第１原発から出る汚染水を浄化した処理水について「二次処理」（再浄化）を試行したところ、取り除くことができないトリチウム以外の主な放射性物質が基準値未満になったと発表した。浄化装置「ＡＬＰＳ」（アルプス）の性能確認のため、９月から実施していた。
東電によると、原発構内で保管する処理水約１２３万トンのうち、約７割が放射性物質の基準値を上回っている。試行で基準値の約２２００倍の放射性物質を含む処理水約１０００トンをＡＬＰＳに通した結果、基準値を下回ったという。今後、保管する処理水の再浄化を進め、基準値未満にするとしている。
処理水を保管するタンクは２０２２年秋ごろに満杯になるとされており、政府は海洋や大気中への放出を有力な選択肢として検討を進めている。 【時事通信社】
