8日、東京都内で開かれたトリチウム汚染水の処分方針決定に向けた第7回意見聴取会合で、全国漁業協同組合連合会の岸宏会長は、「風評被害の発生は必至で、わが国の漁業の将来に壊滅的な影響を与えかねない。漁業者の総意として絶対反対だ」と強調しました。
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全漁連、海洋放出反対は「総意」福島原発処理水の意見聴取会合
共同通信 2020/10/8
東京電力福島第1原発で増え続ける処理水の処分方針決定に向けた政府の第7回意見聴取会合が8日、東京都内で開かれた。全国漁業協同組合連合会(全漁連)が出席し、有力視される海洋放出に関し岸宏会長が「風評被害の発生は必至で、わが国の漁業の将来に壊滅的な影響を与えかねない。漁業者の総意として絶対反対だ」と強調した。
全漁連は6月の通常総会で「海洋放出に断固反対」とする特別決議を全会一致で採択している。
岸会長は、意見表明後に政府側から「風評被害の払拭に向けて重要と考える点は何か」などと問われたが「海洋放出をしない。これに尽きる」と答えた。