東電は19日、福島第1原発の処理水について、放出開始までの詳細な工程を来月にも原子力規制委に提示する考えです。
一方で東電の小早川社長は、政府が18日開いた地元説明会で、15年に福島県漁業協同組合連合会と交わした「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」との約束を順守すると表明しています。それとどう整合させようとするのか良く見えません。
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東電、海洋放出の詳細工程提示へ 5月にも原子力規制委に
共同通信 2021/4/19
東京電力は19日、政府が海洋放出を決定した福島第1原発の処理水について、放出開始までの詳細な工程を来月にも原子力規制委員会に提示する考えを示した。第1原発廃炉に関する規制委の会合で表明した。
政府は13日に海洋放出を決定した。2年後を目途に放出を始める方針。
東電の工程表では、放出開始までに設備の設計や手順などをまとめた実施計画の審査を規制委に申請し、認可後には設備工事、海での放射性物質のモニタリング強化を実施するとしているが、具体的な時期は示していない。