柏崎刈羽原発で核物質防護体制の不備が相次いだことなどを受け、住民団体の「原発を再稼働させない柏崎刈羽の会」が21日、国に同原発の原子炉設置許可の取り消しを求める署名活動を始めると発表しました。今後全国の反原発団体と連携して署名活動を行います。
同原発を巡っては、別の市民団体が3月から、花角英世知事が再稼働の是非を判断する際に県民の意見を聞くよう求める署名活動を行っています。
新潟県の脱原発を目指す市民団体は今後この2つの署名を集める行動を展開します。
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柏崎刈羽原発 許可取り消しを 住民団体が署名活動開始
新潟日報 2021/04/22
東京電力柏崎刈羽原発で核物質防護体制の不備が相次いだことなどを受け、住民団体の「原発を再稼働させない柏崎刈羽の会」(本間保代表)が21日、国に同原発の原子炉設置許可の取り消しを求める署名活動を始めると発表した。署名は全国で集め、6月末と9月末に集約して首相と原子力規制委員会委員長宛てに提出するとしている。
21日に県庁で記者会見した同会のメンバーは、署名の趣旨について「東電には原発を管理する能力や資質がなく、原子炉設置許可の基準を満たしていない」と説明した。今後、全国の反原発団体と連携し、インターネット上でも署名を集めるという。
同会の矢部忠夫・元柏崎市議は「許可を取り消し、原発をなくしてほしい。国民の声を大きな力にしたい」と話した。
柏崎刈羽原発を巡っては、別の市民団体が3月から、花角英世知事が再稼働の是非を判断する際に県民の意見を聞くよう求める署名活動を行っている。