2021年4月17日土曜日

国連特別報告者 汚染水放出に「深い憂慮」

 国連のボイド特別報告者(人権と環境担当)らは15日、福島第1原発汚染水の海洋放出決定について、「汚染された水が海洋に放出されることで、日本国内外の人々の人権を無視できない危険にさらすことになる」「海洋放出以外の選択肢もあると専門家は指摘しており、今回の決定には失望させられた」として「深い憂慮」を表明しました

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国連、処理水放出に「深い憂慮」 福島原発で特別報告者
                             共同通信 2021/4/16
 【ジュネーブ共同】国連のボイド特別報告者(人権と環境担当)らは15日、日本政府による東京電力福島第1原発処理水の海洋放出決定に「深い憂慮」を表明した。
 ボイド氏らは「汚染された水が海洋に放出されることで、日本国内外の人々の人権を無視できない危険にさらすことになる」と批判。「海洋放出以外の選択肢もあると専門家は指摘しており、今回の決定には失望させられた」としている。
 処理水に含まれる放射性物質トリチウムについて「今後100年以上にわたり、人間や環境を危険にさらす可能性がある」と懸念。日本政府に「海洋環境を保護するなどの国際的な義務の順守」を求めた