40年超原発再稼働へ福井県議会が意見書案可決 次世代炉開発求め
毎日新聞 2021年4月23日
関西電力が運転開始から40年を超えての運転を目指す美浜原発3号機、高浜原発1、2号機の再稼働を巡り、福井県議会は23日、最大会派「県会自民党」が提出した意見書案を賛成多数で可決した。杉本達治知事は「議会として(再稼働に)前向きな意見が示された」と評価した。
意見書案は、国に対し、新たなエネルギー基本計画で原発の運転延長や廃炉を見据えた次世代炉の開発などを求める内容。杉本知事は梶山弘志経済産業相から原子力政策の将来像を確認した上で、再稼働への同意について最終判断を下す考えを示している。【岩間理紀、横見知佳】