2021年9月21日火曜日

柏崎刈羽原発で火災感知器の設置位置約100台で不備

 東電は20日、柏崎刈羽原発7号機で、新規制基準に基づき設置する火災感知器のうち100台の取付位置が不適切だったと発表しました。

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柏崎刈羽原発で火災感知器の設置位置が不適切 約100台で不備が判明
                         東京新聞 2021年9月20日
 東京電力は20日、柏崎刈羽原発7号機(新潟県)で、新規制基準に基づき設置する火災感知器の一部の位置が不適切だったと発表した。関係者によると、約100台に上るとみられる。
 東電は7号機の再稼働に向け、安全対策工事が完了したと1月に発表したが、その後、通路の火災感知器が設置されていないなどの問題が相次いで発覚している。
 東電によると、原子力規制委員会の検査官が2月、蓄電池室にある感知器1台が、空調吹き出し口から1・5メートル以上の距離を確保するという消防法施行規則に基づく要求を満たしていないことを見つけた。東電は設置位置を移したが、4月には検査官が別室の感知器でも同様の不備を確認した。
 東電は、6月から対象となる約2千台を点検し、他にも複数の設置位置の不備が判明したと、今月16日に規制委に説明した。原因調査と対策の検討を進めており、問題があった感知器は位置を是正するとしている。
 7号機は、テロ対策などの核物質防護に不備があったとして規制委から4月に事実上の運転禁止を命じられ、今月23日までに原因分析や改善計画を報告するよう要求されている。(共同)