2021年9月3日金曜日

福島原発 汚染水浄化設備 排気用フィルターが10カ所破損

 福島原発の多核種除去設備エリアに設置された排気中の放射性物質を吸着するフィルターが少なくとも10カ所で破損していたということです。

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汚染水浄化設備で不具合、福島 フィルター10カ所破損
                             共同通信 2021/9/2
 東京電力は2日、福島第1原発の汚染水を浄化する多核種除去設備(ALPS)で、排気中の放射性物質を吸着するフィルターが少なくとも10カ所で破損していたと発表した。周辺の放射線量の上昇や作業員の汚染はないとしている。フィルターは計25カ所あり、点検と交換を進める。
 東電担当者は「ALPSは早期に運転再開できる見込みで、汚染水の処理に影響はない」と説明している。
 東電によると、先月24日、汚染水の浄化で発生した汚泥を別の容器に移し替える作業中、放射性物質濃度の上昇を示す警報が鳴った。点検すると、ガラスペーパーという材質でできたフィルターの一部が破れていた。