2021年9月9日木曜日

09- 高浜原発用のMOX燃料が船便でフランスを出発

 フランスで製造された高浜原発3、4号機に使われるMOX燃料が、2基の容器に収納されて8日、フランスから船便で出発しました。

「MOX燃料」は、使用済み核燃料からプルトニウムを取り出してウランと混ぜたもので、「プルサーマル発電」で使用されます。
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
高浜原発で使用のMOX燃料を積んだ船 フランスを出発
                      NHK NEWS WEB 2021年9月9日
関西電力高浜原子力発電所で行われている「プルサーマル発電」で使用するため、フランスで製造されたMOX燃料を積んだ船が8日、フランス北西部の港から日本へ出発しました
日本に輸送されるのは、原発の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出してウランと混ぜた「MOX燃料」です。
関西電力が高浜原発の3号機と4号機で行われている「プルサーマル発電」で使用するため、フランスの原子力企業「オラノ」に製造を委託していました。
フランス北西部のシェルブール港では8日未明、MOX燃料が入った長さ6メートル余りの円筒形の容器2基が大型のクレーンで専用の輸送船に積み込まれ、日本時間の8日夜、日本へ向けて出発しました。
オラノによりますと、輸送には2か月から3か月かかる見通しで、安全のためルートは公表されていません。
フランスから日本へのMOX燃料の輸送は7回目で、東京電力福島第一原子力発電所の事故の後では3回目となります。


MOX燃料輸送、仏出港 11月後半に日本へ
                              共同通信 2021/9/9
 【パリ共同】フランスの原子力大手オラノは8日、日本の高浜原発(福井県高浜町)で使用されるプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を輸送する船2隻が同日、フランス北西部シェルブールの港を出発したと明らかにした。11月後半に日本の領海に到着する見通しとしている。
 日本向けMOX燃料のフランスからの輸送は1999年に始まり、今回で7回目。前回は2017年だった。今回輸送するMOX燃料はオラノが製造し、関西電力が運転する高浜原発3、4号機に使われる