2020年9月9日水曜日

09- 寿都説明会 途中で終了 核ごみ問題 住民反発

 寿都町は7日、核のごみ埋設処分場選定に向けた文献調査への応募検討に関する説明会を磯谷地区で開きましたが、説明会の運営を巡って一部出席者が反発し打ち切りを要望しました。町側はこれを受け入れ、今月中旬以降に再度同地区で説明会を行うことにしました

 共同通信の記事「核ごみ処分場の選定プロセスは? 北海道知事、反対ケース国に照会」を併せて紹介します。
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寿都説明会、途中で終了 核ごみ問題 住民反発、
再開催へ 町長判断 再延期も
北海道新聞 2020/09/07
【寿都】後志管内寿都町は7日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査への応募検討に関する初の住民説明会を、同町磯谷地区の公共施設で開いた。説明会の運営を巡って一部出席者が反発し、打ち切りを要望。町側はこれを受け入れ、今月中旬以降に再度、同地区で説明会を行うとした。

 片岡春雄町長は15日までに町内7地区で説明会を開き、10月以降応募について判断する方針だが、最初の説明会からやり直しを求められる形となり、判断の時期にも影響しそうだ。
(以下は有料記事のため非公開 残り:449文字/全文:685文字


核ごみ処分場の選定プロセスは? 北海道知事、反対ケース国に照会
共同通信 2020/9/8
 北海道寿都町が高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた文献調査への応募を検討していることを巡り、鈴木直道道知事は8日の記者会見で、知事の反対で寿都町が選定プロセスから外れた場合、実際に処分場の候補地からも除外されるかどうかについて国に照会していると明らかにした。道は回答を待っている状況という。

 国は文献調査の次の段階に当たる概要調査に移行する際に知事と市町村長の「意見に反して先に進まない」と説明。ただ、一度反対しても知事と市町村長が交代したり意見が変わったりした場合は「その時々の民意を反映した判断を尊重する」とし、その都度決めていくとしている。