2020年9月26日土曜日

26- 「神恵内は不適」と専門家 核ごみ処分問題 近くに活断層

 国が核のゴミの埋設処分地としての適地を示した「科学的特性マップ」はそもそも根拠が薄弱ですが、今話題になっている神恵内村を含む積丹半島西岸は活断層に近く不適だとする指摘が一部の専門家から出されました。
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「神恵内は不適」指摘も 核ごみ処分問題で専門家 積丹半島西岸沖に活断層
                          北海道新聞 2020/09/25
 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、応募の動きがある後志管内神恵内村が、海底活断層による隆起を繰り返してきたとされる積丹半島西岸に位置するため、一部の専門家が「神恵内を含む積丹半島西岸は適地とは言えない」と指摘している。国が適地を示す「科学的特性マップ」では神恵内の南側に一部適地があり応募は可能だが、適地とする基準に疑問が呈されており、国がどこまで考慮するか注目される。

 東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)らが2013年に発表した論文によると、活断層は神恵内村役場から約10キロ沖合にあり、延長は約70キロ。マグニチュード(M)7・5以上の地震を起こすとされる。原子力規制委員会も、隣接する同管内泊村にある北海道電力泊原発の安全審査で、この海域にある活断層を想定した対応を北電に求めている。

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