2020年9月18日金曜日

18- 核のゴミ埋設処分 文献調査応募 神恵内村議会 継続審議へ

  神恵内村議会の常任委員会は16日、核のごみの埋設処分場選定に向けた文献調査への応募検討を求める請願を継続審査としました。

 また高橋昌幸神恵内村長伊藤公尚議長は17日に記者会見で「文献調査では知事の意見は求められていない」などと不快感を示しました。

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核ごみ請願、議会結論出ず 北海道神恵内村、国に説明要求へ

共同通信 2020/9/16

 北海道神恵内村議会の常任委員会は16日、村商工会が提出した、原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査への応募検討を求める請願を継続審査とした。出席議員によると、村民らへの説明会を先に開催すべきだとの意見があり、結論に至らなかった。

 また、国と原子力発電環境整備機構(NUMO)に、議員を対象にした勉強会を開く他、住民説明会を開催して、その結果を委員会に報告するよう求めることを決めた。

 高橋昌幸村長は16日の委員会終了後「重要な問題なので時間をかけて審査することだと思う」と述べた。

 

核ごみ巡り鈴木道知事に不快感 北海道神恵内村の高橋村長

共同通信 2020/9/17

 北海道神恵内村の商工会が原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査への応募検討を求める請願を村議会に提出したことを巡って鈴木直道知事が村議会側に慎重な対応を求めたのに対し、高橋昌幸村長は17日に記者会見で「文献調査では知事の意見は求められていない」と不快感を示した

 伊藤公尚議長も「概要調査に行く前だから自由にさせてほしい」と強調した。

 高橋村長は処分場について「原子力政策を完結させるための最終要素。どこかでやらなければならない」とした上で、議会で応募検討を求める請願が採択された場合は村長として応募するか検討する考えを示した。