泊現地調査10、11日実施 原子力規制委
北海道新聞 2020/09/04
原子力規制委員会は3日、北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働に向けた安全審査に関する現地調査を10、11日に行うと発表した。北電が活断層ではないと主張する敷地内のF―1断層について、開削箇所などを調べ、同社が示すデータの妥当性を検証する。
新規制基準では、12万~13万年前以降の活動が否定できない断層を活断層と定義している。北電は、F―1断層と同時期にできた小断層の上に「33万年前よりも古い地層がある」と主張。一方、規制委側は、これが自然にできた地層ではなく、発電所建設時に人工的に造られた「盛り土」の可能性もあるとみており、地層であるか否かが議論の焦点となる。
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