四国電力は廃炉の決まった伊方原発1号機用の未使用燃料集合体42本を、10~12月中に米国に輸送し、規格の異なる3号機で使用するため加工します。
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廃炉1号機の燃料、別機で利用へ 愛媛・伊方原発、米に輸送
共同通信 2020/9/28
愛媛県は28日、廃炉が決まっている四国電力伊方原発1号機(愛媛県伊方町)の燃料保管庫で保管中の未使用燃料集合体42本を、10~12月中に米ワシントン州に海上輸送すると同社から連絡があったと明らかにした。同原発から未使用燃料が搬出されるのは初めて。
県や四国電によると、搬出は1号機の廃止措置計画に基づくもので、詳細日程は保安上の理由から非公表。規格の異なる3号機で使用するため加工する。日本国内の施設でも技術的には可能だが、施設の規模などを考慮すると米国の方が早く作業ができるという。
四国電は「慎重にも慎重を期して安全確保を最優先に取り組む」とコメントした。