先の知事選で新たに鹿児島県知事になった塩田康一知事に、市民団体「ストップ川内原発! 3・11鹿児島実行委員会」が、脱原発政策をただす公開質問状を提出しました。
向原祥隆共同代表は「塩田知事は議論を積み重ねて結論を出そうとする姿勢が見受けられる。誠実な回答を期待している」と話しました。
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脱原発政策、鹿児島県知事に市民団体が公開質問状
南日本新聞 2020/08/31
九州電力川内原発(薩摩川内市)の稼働に反対する市民団体「ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会」は31日、塩田康一鹿児島県知事宛てに脱原発政策をただす公開質問状を提出した。
質問は4項目。知事選マニフェスト(政策綱領)に掲げた「川内3号機増設の凍結」「1、2号機の運転延長は必要に応じて県民投票を実施する」との文言に詳しい説明を求めた。「原子力政策に批判的な学識経験者を県専門委員会に加える」方針には選考基準や人数を聞いている。
「受け入れ反対」の姿勢を示している原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場について考え方も尋ねた。
メンバーら17人が県庁を訪問。担当者に質問状を手渡し、9月末までの回答を求めた。向原祥隆共同代表は「塩田知事は議論を積み重ねて結論を出そうとする姿勢が見受けられる。誠実な回答を期待している」と話した。