東海村の臨界事故21年で集会 原子力は「失敗許されない」
共同通信 2020/9/26
1999年に茨城県東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)で作業員3人が大量被ばくし、うち2人が死亡した臨界事故から21年になるのを前に、事故を語り継ぎ、脱原発を目指す集会が26日、水戸市で開かれた。出席者は「原子力は失敗が許されない」と指摘し、日本原子力発電東海第2原発(東海村)を再稼働しないよう訴えた。
集会には150人が参加し、冒頭で黙とうした。元原発設計技術者の後藤政志さんはスライドや動画を使い、半径30キロ圏内に90万人以上が住む、東海第2原発のリスクを説明。「危険性を分かっていながら再稼働を容認するのは未必の故意」と批判した。