女川原発の再稼働に反対する宮城県民集会が26日、仙台市青葉区の錦町公園で開かれ約800人が参加し、重大事故のリスクを訴え、再稼働を止めるまで県民運動を継続することを決議しました。
野党系県議20人でつくる「脱原発をめざす県議の会」の佐々木功悦会長は「県議会で流れを変える」と誓いました。
集会後、参加者は青葉区の中心部を歩き再稼働阻止をアピールしました。
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女川2号機再稼働阻止の訴え継続 仙台で県民集会
河北新報 2020年09月27日
東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の再稼働に反対する宮城県民集会が26日、仙台市青葉区の錦町公園であった。女川2号機の再稼働を巡る自治体の手続きが本格化する中、参加者は重大事故のリスクを訴え、再稼働を止めるまで県民運動を継続することを決議した。
実行委員会主催で約800人が参加。同委を代表し市民団体「女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション」の篠原弘典世話人は「東京電力福島第1原発事故で大勢の人々が避難し、この10年間苦しんでいる。その現実を見て見ぬふりして再稼働を強引に進めようとしている」と批判した。
立地自治体の女川町、石巻市両議会は今月、女川2号機の再稼働を容認する陳情を賛成多数で採択した。阿部美紀子女川町議は「事故が起きたら古里に戻れる保障はない」と懸念。市民団体「女川原発の避難計画を考える会」の原伸雄代表は「政治の世界では新しい『安全神話』が生み出されている」と危ぶんだ。
23日開会した県議会の議論や意思は、村井嘉浩知事による「地元同意」の重要な判断材料となる。野党系県議20人でつくる「脱原発をめざす県議の会」の佐々木功悦会長は「県議会で流れを変える」と誓った。
集会後、参加者は青葉区の中心部を歩き再稼働阻止をアピールした。