2023年6月17日土曜日

規制委が水素爆発防ぐための安全対策を調査 女川原発

 原子力規制委は16日、東北電力が来年2月の再稼働を目指す女川原発で、原子炉建屋の水素爆発を防ぐための安全対策を現地調査しました。

 規制委杉山智之委員は、「ともに議論をしてその結果に基づいて東北電力に考え方を一通り提示してもらった。非常に双方の理解が深まった述べました。
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
原子力規制委が水素爆発防ぐための安全対策を調査 東北電力・女川原子力発電所
                      tbc東北放送 2023/6/16
原子力規制委員会は16日、東北電力が来年2月の再稼働を目指す女川原発で、原子炉建屋の水素爆発を防ぐための安全対策を現地調査しました。
女川原発には16日、原子力規制委員会の杉山智之委員ら17人が訪れ、今年11月の完成を目指し海抜60メートルの高台に建設中の「緊急時対策所」などを視察しました。「緊急時対策所」は地上2階、地下2階建てで重大事故の発生時には現地対策本部が設置される施設です。
電力の担当者「建物をコンクリート造りにしているのでコンクリートが遮蔽になるので内部被ばくを抑える」
今回の調査は、福島第一原発で起きた原子炉建屋の水素爆発を受け水素濃度を下げるための安全対策の手順を確認するものです。
原子力規制委員会 杉山智之委員「マルバツをつけにきたというよりは、ともに議論をしてその結果に基づいて東北電力に考え方を一通り提示してもらう。非常に双方の理解が深まったと考えている」
女川原発2号機に対する国の適合性審査は今年2月に完了していますが、その後、水素防護対策が新たに追加されていて、原子力規制委員会が東北電力の認可申請について審査を続けています。