2022年11月12日土曜日

12- 北陸電力は断層Oの調査方針再提出を 志賀原発2号機巡る審査会合

 志賀原子力発電所2号機について、11日開かれた審査会合で、原子力規制委は断層Oについて改めて北陸電力に追加の調査方針を示すよう求めました

 ※ O断層の位置は下記の写真を開き、右方向に2枚進めると表示されます
【写真を見る】また“別の断層”が浮上?規制委が北陸電力に「活動性ない」根拠求める 志賀原発再稼働めぐる現地調査
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北陸電力は断層Oの調査方針再提出を 志賀原発2号機巡る審査会合 原子力規制委
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 北陸電力が再稼働を目指す石川県の志賀原子力発電所2号機が、新たな規制基準に適合するかを見極める審査会合が11日開かれました。
 先月の現地調査で新たに問題となっていた断層Oについて、原子力規制委員会は改めて北陸電力に追加の調査方針を示すよう求めました
 断層Oについて原子力規制委は先月、志賀原発で行った現地調査で、「調査が行き届いていない」と指摘していました。
 原子力規制委員会 石渡明委員もしこれ(断層O)が活動性を否定できない断層だとなりますと、それなりの地震を想定しなければいけなくなってきます。そういう意味で活動性を否定できるかどうかは重要な問題です」
 断層Oは原発敷地の外にあります。
 原子力規制委が原発の建物の耐震性に影響を与えることから重視している原発に最も近い活断層=「福浦断層」と直角に交わり、さらに原発側に位置しています。
 北陸電力は「活動性はない」と主張していますが、石渡委員は「(審査)全体の足を引っ張る可能性がある」と指摘し、追加調査の方針を速やかに示すよう求めていました。
 11日の審査会合で北陸電力は、今月末をめどに福浦断層の破砕部の性状と比較するなど追加調査を行い、データを拡充する方針を示しました。
 しかし原子力規制委側は、調査の目的や調査地点の選定など拡充するデータの具体的な内容が示されておらず、また、主張の論理構成が見えないとして評価方針を改めて示すよう求めました。


北陸電力志賀原子力発電所 現地調査後で初開催 原子力規制委員会
                     チューリップテレビ   2022/11/11
北陸電力志賀原発の安全性を審査する原子力規制委員会の審査会合が、先月の現地調査後初めて開かれました。
11日の審査会合では、断層O(オー)の活動性を調べる方針が議題に上がりました。

断層Oは志賀原発に最も近い活断層・福浦断層の南西にあり、北陸電力はこの断層Oの活動性を調べる方法について、これまでの鉱物脈法から別の方法で調べる方針を示しましたが規制委員会は変更した経緯などを明らかにすべきとし提出資料の改善を求めて11日の審査会合は終了しました。