東北電力は来年度の早い時期に、家庭向けの電気料金を値上げすると発表した。福島県内の家庭向けの2割にあたる「自由料金」については12月分からおよそ3割値上げしますが、全体の8割にあたる「規制料金」も23年4月以降の早い時期に1割超の値上げをする方針です。
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東北電力が家庭向け電気料金の値上げ発表 福島県内の家庭向けの8割を占める「規制料金」来年度から値上げ
福島中央テレビ 2022/11/4
東北電力は来年度の早い時期に、家庭向けの電気料金を値上げすると発表した。
10月28日、東北電力の樋口康二郎社長は「このままでは電力の安定供給に影響を及ぼしかねない状況にあることから、大変苦渋の決断ではありますが、規制料金についても値上げをせざるを得ないと判断しました」と会見で値上げ方針を発表した。
福島県内の家庭向けの契約件数は「規制料金」が84万7500件、「自由料金」が27万300件となっている。
東北電力は、県内の家庭向けの2割にあたる「自由料金」について、12月分からおよそ3割値上げすると発表しているが、残りの8割にあたる「規制料金」も2023年4月以降の早い時期に値上げをする方針。
「規制料金」の値上げには国の認可が必要で2013年以来となる。
エネルギー価格の高騰で、東北電力は電気を売るほど赤字になる状況で「規制料金」の値上げ幅は1割を超える見込み。