2022年11月3日木曜日

柏崎刈羽 地域の会に花角知事と東電社長が出席 避難計画の実効性は?

 柏崎市で2日、柏崎刈羽原発の安全性を議論する地元住民の会が開かれ、花角知事や東電の社長も出席しました。会議では「地域の会」の三宮 徳保会長から「再稼働について知事としては具体的議論、判断の工程はいつになれば示されるのでしょうか」、また高橋 新一副会長から「実効性のある避難計画の見通しがどうしても立たない場合には再稼働せずに廃炉という選択肢もあるのではないか」などの発言がありました。
 花角知事はそれに対して「避難委員会の報告書で示された内容を整理し県が取り組むべき事項について責任を持って対応を検討する」と述べました。
 3つの検証委員会からはいずれも報告書が上がっているので、総括委員会の結論が云々ではなく、県として受け止めて生かす作業を進めるべきです。
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地域の会に花角知事と東京電力・小早川社長が出席 避難計画の実効性は?
                       NST新潟総合テレビ 2022/11/2
柏崎市で2日、柏崎刈羽原発の安全性を議論する地元住民の会が開かれ、花角知事や東京電力の社長も出席しました。
柏崎刈羽原発の透明性を確保する地域の会が開いた今月の定例会には花角知事や東電の小早川智明社長も出席しました。
県は先月、柏崎刈羽原発での重大事故を想定した訓練を実施。
高速道路のサービスエリアに初めてスクリーニングポイントを設けるなどして避難の実効性を高めるよう取り組みました。
2日の定例会ではこうした避難計画の実効性や再稼働に向けた具体的な議論はいつ示すのかなどの質問が出されました。
【地域の会 高橋 新一 副会長】
「実効性のある避難計画の見通しがどうしても立たない場合には再稼働せずに廃炉という選択肢もあるのではないか
【地域の会 三宮 徳保 会長】
「(再稼働について)知事としては具体的議論、判断の工程はいつになれば示されるのでしょうか
これに対して花角知事は。
【花角知事】
「(避難委員会の)報告書で示された内容を整理し県が取り組むべき事項について責任を持って対応を検討するとともに、こうした取り組みの結果を適宜避難計画に反映することによって、その実効性を高めてまいりたい。3つの検証の結果が示された後に条件や手続きを含めて議論を始めたい

花角知事は「地域の会とコミュニケーションを取りながら県民生活の安全と安心を第一に取り組んでいきたい」と述べました。