2022年11月1日火曜日

玄海原子力発電所での重大事故想定し防災訓練

 29日、玄海原発4号機で放射性物質が漏れた事態を想定した防災訓練が行われました。

 訓練には自衛隊や警察、九電などおよそ1200人が参加し、福岡県の服部知事は、国や佐賀、長崎の知事などとともにテレビ会議で被害状況を共有しました。
 今回の訓練では、ペット連れの避難所での受け入れも行われ佐賀県大町町の施設には、犬や猫を連れた5人が避難しました。
 訓練は20年以降、感染対策のため参加者数を減らし、避難のバスに乗り込む訓練を省略するなどしています
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玄海原子力発電所での重大事故想定し防災訓練
                         FBS福岡放送 2022/10/29
訓練には自衛隊や警察、九電などおよそ1200人が参加し、福岡県の服部知事が、国や佐賀、長崎の知事などとともにテレビ会議で被害状況を共有しました。
訓練は、佐賀県唐津市で地震が発生し玄海原発4号機で放射性物質が漏れた事態を想定したものです。
玄海原発の30キロ園内におよ6000世帯が含まれている糸島市の消防本部では防護服の着用や災害現場での動き方など被爆傷病者を搬送するための手順を確認しました。
訓練には服部知事もかけつけ訓練の様子や防護服についての説明を受けていました。
原子力災害が発生した場合には、原発から30キロ圏内の住民はまず自宅などへ屋内待避し、その後、国の指示で30キロ圏外の避難所へ避難することになっています。


原子炉冷却材の漏洩を想定した避難訓練
                          九州朝日放送 2022/10/30
九州電力玄海原子力発電所での事故を想定した防災訓練を福岡・佐賀・長崎の3県が29日合同で行いました。
訓練は、新型コロナ禍の中、佐賀県で地震が起き玄海原発4号機は全面緊急事態に陥り放射性物質が大気中に放出されたという想定です。
放射性物質が基準値を上回った場合、そこから一時、避難する事が定められている玄海原発の30キロ圏内にある佐賀県伊万里市ではバスで佐賀県武雄市まで移動しました。
佐賀県の山口知事は、訓練終了後、「事故が起きた時にはコロナよりも避難の方が大事」「様々な状況に対応できるように準備を」と述べました。
今回の訓練では、ペット連れの避難所での受け入れも行われました。


佐賀・玄海原発で重大事故訓練 ペット同伴避難を初導入
                            共同通信 2022/10/29
 九州電力玄海原発4号機(佐賀県玄海町)での重大事故発生を想定し、県と町などが29日、原子力防災訓練を行った。コロナ禍で縮小してきたが、3年ぶりに通常規模で実施。ニーズが高まるペット同伴避難の訓練を初めて取り入れた
 同県唐津市で震度6強の地震が発生、4号機で原子炉の冷却機能が失われ、放射性物質が漏れたとの事態を想定。国とのテレビ会議には佐賀県のほか、福岡、長崎両県も参加し、各知事が住民避難の状況を報告した。
 佐賀県大町町の施設には、犬や猫を連れた5人が避難した。訓練は20年以降、感染対策のため参加者数を減らし、避難のバスに乗り込む訓練を省略するなどした