東電傘下の東電リニューアブルパワーは2日、英国の浮体式洋上風力発電会社を買収すると発表しました。18年に設立された世界有数の浮体式洋上風力発電事業者で、同社がオーストラリアで行っている事業を引き継ぐことになります。
経産省の政策で再生エネの分野ですっかり後れを取った日本は、こんな風にして技術を学んでいくしかないようです。
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【オーストラリア】東電の再エネ子会社、英企買収で豪事業参画
NNA 2022/11/4
東京電力ホールディングスの傘下で再生可能エネルギーを手がける東京電力リニューアブルパワー(RP)は2日、英国の浮体式洋上風力発電事業者のフローテーションエナジーを買収すると発表した。東電RPにとっては初となる海外風力事業への参画で、今回の買収により、東電RPはビクトリア(VIC)州バス海峡のシードラゴンプロジェクトと西オーストラリア州のパースアレイ開発プロジェクトを所有する。3日付地元各紙が伝えた。
東電RPは1日に株式譲渡の契約を結んでおり、フローテーションエナジーを完全子会社化する。買収額は非公開。
フローテーションエナジーは、2018年に設立された世界有数の浮体式洋上風力発電事業者。スコットランドに本社を置き、オーストラリアや英国、アイルランド、台湾、日本で発電容量1,200万キロワットの洋上風力発電プロジェクトの開発を掲げている。
今回の買収により、VIC州のシードラゴンプロジェクトは28年までに供給を開始するための資金を確保することが可能になったという。
東電RPの永澤昌代表取締役社長は、「フローテーションエナジーが有する世界最高の浮体式洋上風力開発の経験と知見、グローバルなネットワークにより、東電RPは今後国内外で行う洋上風力事業の展開を加速化することが可能になる」と述べた。