東電は14日、福島第1原発から出る放射能汚染水浄化後の処理水について、来春にも開始を予定している海洋放出の際に測定する放射性物質の種類(核種)を30種にすると発表しました。
沢山の項目を分析するのは結構なことですが、まずそれは希釈前なのか、海水で希釈した後なのかが、記事からは分かりません。そもそも希釈後の濃度が安全かどうかというよりも、デブリの冷却水が無くなるまでの間に空前の絶対量が海洋に放出されること自体が問題の筈です。
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放射性物質30種を測定対象 処理水海洋放出で基準案 福島第1原発
時事通信 2022/11/14
東京電力は14日、福島第1原発から出る放射能汚染水浄化後の処理水について、来春にも開始を予定している海洋放出の際に測定する放射性物質の種類(核種)を30種にすると発表した。
これらの物質濃度が基準未満だと確認した上で放出する。同日、原子力規制委員会に基準案などを申請した。
溶け落ちた核燃料(デブリ)の冷却などで発生する汚染水は、浄化装置で62種の放射性物質を取り除いて処理水となる。
東電は半減期が短い物質などを測定対象から外す一方、ウラン238など4種類を追加した計30種類を測定対象とした。浄化装置で取り除けないトリチウムは海水で薄めて放出する計画。
対象から除外した物質が処理水に含まれていないかの確認は続ける。また、廃炉作業に伴って処理水内での濃度が増すと考えられる場合は、基準への追加も検討する。