関西電力の高浜原発4号機は、4日午前3時に制御棒を引き抜いて原子炉を起動しました。今後、原子力規制委による最終試験を経て、12月1日から営業運転を再開します。
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高浜原発4号機 原子炉起動 4日未明(福井県)
FBC 福井放送 2022/11/4
関西電力の高浜原発4号機は、4日午前3時に制御棒を引き抜いて、原子炉を起動した。同日昼ごろには連続して核分裂反応が起こる「臨界」に達する見通し。今後、原子力規制委員会による最終試験を経て、12月1日から営業運転を再開する。(11月4日)
高浜4号機を巡っては当初、10月21日に原子炉を起動する予定だったが、原子炉格納容器内の加圧器逃がし弁で、定期検査中に混入した異物が弁座や弁の本体に傷を付け、蒸気が漏れるトラブルが起きて、急きょ起動操作を取り止めていた。
関西電力は、原因を調査して、傷が見つかった弁の部品を新品に取り替えたほか、再発防止に向けて異物の管理についての注意事項を社内のマニュアルに盛り込んだ。
4日現在、県内で稼働している原発は、美浜原発3号機、大飯原発4号機、高浜原発3号機・4号機の合わせて4基となった。