2022年11月23日水曜日

「厳正な安全規制継続の準備」 原発運転延長で山中委員長

 原子力規制委の山中委員長は21日、日本記者クラブで会見し、原発の60年超運転も可能にする見直しについて「継続的で、厳正な安全規制が失われないために準備をしている」と述べました。延長方向の見直しに関与しないとする一方で、安全規制を守るために云々といわれても理解のしようがありません。何故もっと明快な態度を取れなかったのか、出来レースと見られても仕方がありません。

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「厳正な安全規制継続の準備」 原発運転延長で山中委員長
                           共同通信 2022/11/21
 原子力規制委員会の山中伸介委員長は21日、日本記者クラブで会見し、原発の60年超運転も可能にする規制制度の見直しについて「継続的で、厳正な安全規制が失われないために準備をしている。詳細な制度設計に入るのは、利用政策側が(具体的な見直し)案を出してからだ」と述べた。
 「原則40年、最長60年」に制限される運転期間を延ばす方向で経済産業省の議論が続く中、規制側の検討が先行して批判が出ていた。山中氏は「規制に抜けがあってはいけないとの思いで検討を始めた。(政府から)圧力が加わったり、取引があったりしたことは全くない。自信を持って表明できる」と強調した。