2019年9月25日水曜日

25- 防護服の通気性が300倍に 伊方1号機廃炉で使用

 原発作業時等における従来の防護服は、暑さや蒸れによる作業効率の低下が課題となっていましたが、通気度が従来品の300倍で防じん性も兼ね備えている素材による防護服が開発されました。
 9月下旬にまず2000伊方原発へ納入され、1号機の廃炉作業などで使用するということです。伊方原発では定期検査の有無にもよりますが年間約1万着の防護服が使用されています
 なお、防護服には放射能遮断能力はなく放射性の粉塵を阻止するのが目的です。
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防護服、通気性300倍に 伊方1号機廃炉で使用 四国電力
毎日新聞 2019年9月24日
 原発の廃炉作業で使用する、高い通気性を持つ新しい防護服を開発したと四国電力(高松市)が発表した。東レ(東京都)の素材とシンワ(愛媛県四国中央市)の設計・縫製技術を利用し、作業効率と安全性の向上が期待できるという。9月下旬にまず2000着を伊方原発へ納入し、1号機の廃炉作業などで使用する。【木島諒子】
 
 放射線管理区域内の作業時に着用していた従来の防護服は、暑さや蒸れによる作業効率の低下が課題となっていた。
 新防護服は、1号機の廃炉決定に伴い2016年に設置された県や愛媛大、国などが参画する「廃止措置研究に係る検討会」の一環として開発された。空気清浄機のフィルターやマスクなどに使われている、静電気により粉じんを吸着する素材を使用。作業が快適にできるような形状の設計や縫製を施した。「通気度」は従来の約300倍で、防じん性も兼ね備えているという。
 
 検討会の初の成果で、9日には各社の代表や担当者が県庁を訪れ、中村時広知事へ報告し、性能などを説明した。中村知事は実際に防護服を着用し、「確実に通気性が上がっている。県内企業の技術が結集された新たな製品が生まれたことは、県としてもうれしい」と話した。
 四電によると、伊方原発では定期検査の有無にもよるが年間約1万着の防護服が使用されている。検討会では、高圧ジェット水に耐えられる防護服の製品化も進めている。