2019年9月28日土曜日

28- 福島第1汚染水 毎時3シーベルト 建屋地下 吸着材が原因

 福島第1原発「プロセス主建屋」を調査した結果、地下2階の水から最高で毎時3シーベルトという高放射線量が計測されました。これは水中に2011年の事故発生直後、放射性物質を吸着する物質(ゼオライトなど)を詰めた土のうんだため、そこに放射性物質が吸着蓄積されたためです。
 土のう単体の至近の放射線レベルは不明ですが、安易に空中に引き上げることは出来ないので、最終的にどう始末するのか新たな課題です。
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福島第1汚染水毎時3シーベルト 建屋地下、吸着材原因か
共同通信 2019/9/26
 東京電力は26日、福島第1原発で発生した高濃度汚染水をためている「プロセス主建屋」を調査した結果、地下2階の水から最高で毎時3シーベルトという高放射線量が計測されたと発表した。水中には2011年の事故発生直後、放射性物質を吸着する物質を詰めた土のうが積まれており、東電はこれが原因とみて処理方法などを検討する。
 
 汚染水の水深は約4メートル。昨年12月の事前調査では、底の周辺で毎時約2.6シーベルトが計測されたため、今年9月に線量計やカメラを搭載した水中ドローンを使って調べた結果、土のうの上で線量が高い傾向があり、最高で毎時3シーベルトが計測された。