2021年12月5日日曜日

05- 石川県の専門委 志賀原発そばの福浦断層を調査

 石川県の専門委員会は先月行われた国の原子力規制委員会による志賀原発地層の現地調査を受けて、原発の敷地内を調べました。2日の原発敷地内の地層の調査に続いて、3日は敷地の外にある福浦断層を調べました。

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石川県の専門委 志賀原発そばの福浦断層を調査
                           北日本放送 2021/12/3
 北陸電力が再稼働を目指す志賀原子力発電所2号機について、石川県の専門委員会は3日、原発の敷地の外にある福浦断層の現地調査を行いました。
 石川県の原子力安全専門委員会の現地調査は、先月行われた国の原子力規制委員会の現地調査を受けて、県の立場からも検証するためで、原発の敷地内を調べた2日に続いて、3日は敷地の外にある福浦断層を調べました。
 この断層は志賀原発の最も近くにあり、北陸電力が活断層だと認めていて、地震が起こった際の耐震設計の目安となる揺れを策定するうえで重要な断層です。
 地層の変形や断層の長さなど北陸電力の評価を現地で確認した委員会の片岡 勲委員長は「科学的な進展ということは非常に素晴らしいと印象深く思いました。私どものスタンスは、石川県、地元志賀町の皆さんの安心安全と、それを確保するという視点に立って原子力規制委員会での審査結果を確認すること」などと話しました。
 石川県の専門委員会は今後、国の原子力規制委員会の審査結果を受けて安全性などについて協議したいとしています。


原子力規制委員会の現地調査を受け 石川県の原子力安全専門委員会が調査の内容を確認
                          富山テレビ放送 2021/12/3
11月、原子力規制委員会による志賀原子力発電所2号機の再稼働に向けた現地調査が実施されたことを受け、石川県の原子力安全専門委員会が、調査の内容を確認しました。
原子力や地質学の専門家でつくる石川県原子力安全専門委員会は、石川県が独自に設置しているもので、志賀原発の安全性について確認を進めています。
11月、原発敷地内にある断層の活動性などを調べるにあたり、原子力規制委員会による現地調査が実施されたことを受け、片岡勲委員長など7人の委員が、どのような調査が実施されたか確認しました。
3日は、志賀原発から約1キロの距離にある福浦断層を対象に断層の活動性や分布状況、長さなどについて委員が観察しました
原子力規制委員会による現地調査は、志賀原発2号機の再稼働に向けた審査が始まって以来はじめてのことで、石川県原子力安全専門委員会も志賀原発の今後を左右する重要な局面に注目しています。