2021年12月10日金曜日

10- 福島第1、セシウム吸着塔宙づり 高さ4メートルで停止

 福島第1原発のアルプスと思われる装置の金属製の「セシウム吸着塔」の搬出作業中にクレーンが故障し、吸着塔が床から高さ4メートルで宙づりになっています。

 中身の放射性物質の量は公表されませんが、限界まで吸着したから搬出すことにした筈なのでかなり高いと推定されます。
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福島第1、セシウム吸着塔宙づり 高さ4メートルで停止
                             共同通信 2021/12/9
 東京電力は9日、福島第1原発の汚染水から放射性セシウムを取り除く設備がある建屋で、セシウムの吸着材などが入った金属製の「吸着塔」の搬出作業中にクレーンが故障し、吸着塔が床から高さ4メートルで宙づりになっていると発表した。
 東電によると、吸着塔は直径約1.3メートル、高さ約3.6メートルの円筒形で、重さ約28.5トン。中身の放射性物質の量は「吸着塔ごとに異なる」として明らかにしていない。
 同日午前10時半ごろ、建屋2階からクレーンで1階まで下ろそうとした際、途中で動かなくなった。原因は不明で、応急措置として現場を立ち入り禁止とし、監視員を置いている。