2021年12月23日木曜日

中国、処理水海洋放出の撤回要求

 中国趙立堅副報道局長は22日の記者会見で、東電が原発処理水の海洋放出計画を原子力規制委に申請したことに「重大な懸念」を表明しました。「もし安全・無害というなら、なぜ国内の湖に放出したり、国内で循環利用したりしないのか」と、日本側をけん制しました。

 東電はどう答えるのでしょうか。
 韓国メディアがより詳しく報道していますので併せて紹介します。
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中国、処理水海洋放出の撤回要求
                            時事通信 2021/12/22
【北京時事】中国外務省の趙立堅副報道局長は22日の記者会見で、東京電力が21日に福島第1原発処理水の海洋放出計画を原子力規制委員会に申請したことに「重大な懸念」を表明した。
 その上で「日本は周辺国を含む国際社会の懸念に真剣に耳を傾け、海洋放出という誤った決定を取り消すべきだ」と、計画撤回を改めて要求した。
 趙氏は、国際原子力機関(IAEA)による安全性の検証作業が継続中であることも強調。「もし安全・無害というなら、なぜ国内の湖に放出したり、国内で循環利用したりしないのか」と、日本側をけん制した


中国が日本の「福島原発処理水」海洋放出計画を強く批判
                          WoW!Korea 2021/12/23
 東京電力が正式に原子力規制委員会へ福島第1原発の「処理水」を海洋放出する計画を提出したことに関し、中国が強く反発している。
 中国外交部の趙立堅(ちょうりっけん)報道官は、日本側が国際社会の合理的な批判を「聞こえないふり」をし、太平洋沿岸の各国に原発処理水のリスクを負わせる誤った決断をしたと非難した。
 趙報道官は「日本側は原発処理水の海洋放出が絶対に安全だと主張しているが、本当に安全無害ならば、なぜ日本側は自国の湖に放出したり国内での循環利用をしないのか。それ以前に、どうして日本側はさらに多くの保管タンクを作って国内に保管しようとしないのか。原発処理水が安全かどうか、国際社会は日本側の一方的な主張だけを信じられるだろうか。日本側は責任感を持って答えなければならない。利害を共有する国や関連国際機関と十分に協議・合意した上でなければ、日本側は原発処理水の海洋放出を行うべきではない」と述べた。