2020年4月21日火曜日

東電 社員の感染 原発の運営に影響ないと

 東電柏崎刈羽原発に勤める30代男性社員の新型コロナウイルス感染が確認されたことを受け、東電は18日、防災業務を担当する技術系社員であることを明らかにしたうえ、「発電所の安定的な運営に影響はない」と述べました(新潟日報)。
 玄海原発のテロ対策施設工事関係者の感染に関する毎日新聞の記事を併せて紹介します。
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東電、原発の運営「影響ない」
新潟日報 2020/04/19
 東京電力柏崎刈羽原発に勤める30代男性社員の新型コロナウイルス感染が確認されたことを受け、東電は18日、この社員が防災業務を担当する技術系社員であることを明らかにした。東電は「発電所の安定的な運営に影響はない」としている。
 東電によると、男性社員は13日に発熱した。4月に入ってから、原発の中央制御室に立ち入っておらず、運転員との接触もなかった。再稼働に向けて実施している6、7号機の安全対策工事は継続するという。
 男性社員と、同じ業務を担当していた社員計6人は自宅待機している。事務本館にある男性社員の勤務先を13日に消毒した。東電は「地域の方々にご心配をおかけして申し訳ない。保健所の指導に基づき対応したい」としている。
 新潟県柏崎市で初の新型ウイルス感染者が柏崎刈羽原発で確認されたことを受け、桜井雅浩市長は18日夕、市役所で臨時記者会見を開いた。「市にとってあらゆる面で影響が大きい東電の社員ということで、衝撃の大きさが際立つ」と話した。
 会見後、桜井市長は防災行政無線で市民に対し「冷静な対応と感染防止の徹底をお願いする。個人情報の詮索などは控えてほしい」と呼び掛けた。
 市は感染予防策などを記したチラシを20日に全戸配布する。 


玄海原発のテロ対策施設工事で関係者の感染確認 運転影響なし 新型コロナ
毎日新聞 2020年4月15日
 九州電力は15日、玄海原発(佐賀県玄海町)で建設中のテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」の工事に当たっていた請負会社の50代男性社員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。接触した可能性のある九電社員や工事関係者ら約300人の出勤を14日夜から見合わせ、工事を中断した。九電は原発の運転に影響はないとしている。
 九電によると、感染した男性は10日に体調不良を訴え、その日以降は工事には従事していないという。九電は工期の遅れなどへの影響は不明としている。【峰下喜之】