原発定期検査の作業員 事前に2週間の自宅待機要請 福井県
NHK NEWS WEB 2020年4月28日
原子力発電所で行われる定期検査には全国から多くの作業員が集まることから、福井県は新型コロナウイルスの感染対策として、県外からの作業員に対して事前に2週間自宅で待機することを関西電力に求めました。
8基の原発が立地する福井県では、来月8日から関西電力大飯原発3号機で年1回程度の頻度で実施が定められている定期検査が始まり、およそ1800人の作業員が従事する予定です。
このうち半数近くは県外から集まることから、福井県の杉本知事は28日、新型コロナウイルスの感染対策として、県外の作業員は作業に入る前に2週間自宅で待機することを関西電力に求めたことを明らかにしました。
作業員の多くは業務を請け負う多数の協力会社が雇用しています。
関西電力では前向きに対応したいとしていて、具体的にどう検査を進めるか協力会社と検討するとしています。