佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長が、福井県の建設会社側から現金100万円を受け取り、政治資金収支報告書に記載しなかったのは政治資金規正法に違反するとして、市民団体が佐賀地検に告発状を提出しました。
告発人には、佐賀や福岡など4県から455人が名を連ねました。
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<現金受領問題> 玄海町長を告発 市民団体が地検に
佐賀新聞 2020/4/23
東松浦郡玄海町の脇山伸太郎町長が、福井県の建設会社側から現金100万円を受け取った問題を巡り、市民団体「玄海原発マネーの不正をただす会」のメンバーは22日、佐賀地検に告発状を提出した。同日、佐賀市で会見を開き、共同代表の染谷孝さんは「問題解明のために、起訴、立件を期待している」と述べた。
告発状では、脇山町長が町長選当選後の2018年7月に「塩浜工業」の関係者2人から現金を受け取り、政治資金収支報告書に記載しなかったなどとして、政治資金規正法に違反すると訴えている。告発人には、佐賀や福岡など4県から455人が名を連ねた。
告発人で玄海町の青木一さんは「現金を1年5カ月、家に持っていたことは町民として情けない。不正をはっきりさせないと恥」と訴えた。
告発状を受け取った地検の奥野博次席検事は「コメントはしない」としている。脇山町長は「告発は重く受け止める。司法の捜査が入れば全面的に協力する」と話した。