福島・飯舘に小中一貫校が開校 生徒65人、村文化の授業も
共同通信 2020/4/5
東京電力福島第1原発事故で一時全村避難となった福島県飯舘村で5日、村内の3小学校と1中学校を統合し、小中9年間を一貫教育する義務教育学校「いいたて希望の里学園」が開校した。少人数を生かした個別指導を促し、村の伝統や文化を伝える授業も設ける。
開校式には約150人が出席。新しい校旗を受け取った生徒代表の9年渡辺諒介さん(14)は「この旗の重さが責任の重さだ。後輩を引っ張っていきたい」とあいさつした。入学式は6日で、65人が通う。
2017年の避難指示解除後、18年春に4校が避難先から戻り、中学校の校舎内で授業を再開していた。希望の里学園も同じ校舎を使う。