東日本大震災の翌年から約8年にわたり大熊町民らが避難していた会津若松市の長原仮設住宅を訪問するなどの復興支援事業を続けてきた喜多方市赤十字奉仕団が、活動記録誌「私たちは忘れない」を作成しました。奉仕団は19年7月に終えるまで計64回訪問を行いました。
A4判の冊子は希望者に配布しています。
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震災復興支援、一冊に 喜多方市赤十字奉仕団が記録誌
福島民報 2020/04/10
約八年にわたり東日本大震災復興支援事業を続けてきた喜多方市赤十字奉仕団は活動記録誌「私たちは忘れない」を作成した。
奉仕団は震災の翌年の二〇一二(平成二十四)年から、東京電力福島第一原発事故の影響で大熊町民らが避難していた会津若松市の長原仮設住宅を訪問してきた。避難者を迎え茶話会や芋煮会、合唱やフラワーアレンジメントなどを繰り広げた。大熊町の帰還困難区域の特定復興再生拠点区域(復興拠点)の一部解除や長原仮設住宅自治会の解散などに伴い、二〇一九年七月に訪問活動を終えた。計六十四回の活動内容を紹介している。
八日、佐原和佳子委員長らが喜多方市役所を訪れ遠藤忠一市長に手渡した。佐原委員長は「これまでの多くの支えに感謝している。恩返しのつもりで作成した」と話した。
冊子はA4判、三十六ページ。表紙には市内熱塩加納町の三ノ倉高原に広がるヒマワリを用いた。四百冊作り、希望者に配布している。冊子に関する問い合わせは市社会福祉協議会 電話0241(23)3231へ。