国は、原発から出る高レベル放射性廃棄物を金属製の容器内に溶融ガラスと共に注入し、固めた後に地下深くに埋める地層処分を考えています。
米オハイオ州立大などのチームがステンレスなどの容器の腐食が加速的に進み放射性物質が漏れ出す恐れがあるとの研究結果を発表しました。
もともとステンレスは塩分に弱く特に地中では腐食が進みます。当然放射能に拠る脆化も起きるので、数万年はおろか数十年の地中埋設にも耐えないものと思われます。
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核ごみ容器が腐食、漏れ出す恐れ 埋設処分後、米大学が発表
共同通信 2020/4/21
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)をガラスなどで固めて地下深くに埋める地層処分を巡り、金属製の容器内で腐食が加速的に発生し放射性物質が漏れ出す恐れがあるとの研究結果を、米オハイオ州立大などのチームが英科学誌ネイチャーマテリアルズに発表した。
地層処分は、廃棄物をガラスやセラミックスと混ぜ、ステンレスなどの容器に流し込んで固めた上で埋める方法が主流。日本で地層処分を担う原子力発電環境整備機構(NUMO)は「米国とは違い、国内では酸素が非常に少ない環境で処分するため、指摘された腐食の発生は考えにくい」としている。