2019年6月5日水曜日

再処理工場で資金1・6兆円不足 市民団体が試算

 NPO法人の原子力資料情報室4日青森県六ケ所村建設中核燃料再処理工場の建設や運転、廃止措置などに必要な資金が少なくとも1兆6千億円不足するとの試算結果を公表しました。
 稼働している原発が減って燃料の量が想定を下回るためで、不足する分は電気料金に転化されると見られています
 無用・有害で大金ばかりが掛かるこの再処理工場の構想は一刻も早く中止すべきです。
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再処理資金16兆円不足 原発減で、市民団体試算
共同通信 2019/6/4 18:37
 日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村、建設中)の建設や運転、廃止措置などに必要な資金が少なくとも1兆6千億円不足するとの試算結果をNPO法人の原子力資料情報室が4日、公表した。総事業費は13兆9千億円で、資金は、使った燃料の量に応じて電力会社が支払っているが、原発が減って燃料の量が想定を下回るためとしている。
 
 同情報室は、資金確保のため、電気料金値上げなどにつながる恐れがあると指摘している。
 再処理は、使用済み燃料からプルトニウムを取り出す作業。六ケ所工場では合計3万2千トンを再処理する計画とされる。