2019年6月7日金曜日

女川原発再稼働 中止求める署名活動が本格化

 住民が行った東北電力女川原発2号機の再稼働の是非を問う住民投票条例の制定の請願は残念ながら3月15日の宮城県議会で否決されましたが、その後も宮城県内の市民団体は再稼働中止を求め署名活動を展開しています
 5日は約20人が仙台市青葉区の街頭で通行人らに署名を呼び掛けました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<女川原発再稼働>中止求める署名活動本格化 市民団体が県議会に請願へ
  河北新報 2019年06月06日
 東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働中止を求め、市民団体などが署名活動を展開している。再稼働を巡る県の判断が決まる前に、県議会に請願する。団体側は「請願が採択されれば再稼働を止める力を持つ。多くの意思を県政に届け、県民の命や安全を守りたい」と訴える。
 活動するのは原発問題住民運動県連絡センター、女川原発UPZ住民の会など。5日は約20人が仙台市青葉区一番町の街頭で通行人らに署名を呼び掛けた。署名した女川町出身のみやぎ食育コーディネーター天野美知子さん(71)=青葉区=は「女川原発で重大事故が起きれば世界にも影響が及ぶ」と話した。
 
 請願には、再稼働の是非判断に際して立地自治体だけでなく原発30キロ圏5市町の同意を前提とすることや、原発からの撤退を政府に求めることも盛り込む。
 団体側は2012年から再稼働中止を求める署名活動に取り組み、既に12万筆超を村井嘉浩知事に提出。県議会への請願に向けては18年2月から1000筆以上を集めた。同センターの小林立雄代表委員(70)は「エネルギーの問題ではなく命に関わる問題だ」と強調。今後も引き続き街頭などで呼び掛けを行う。