2019年6月15日土曜日

新潟県 洋上風力発電の設置を目指す

洋上風力発電の設置目指し研究会
NHK 新潟 NEWS WEB 06月14日 06時39分
新潟県沖の日本海に洋上風力発電を設置することを目指そうと、自治体や企業でつくる研究会の初会合が開かれ、県は村上市と胎内市の沖合を有望な区域として国に説明したことを明らかにしました。
 
 洋上風力発電は、再生可能エネルギーであることに加えて地域経済への波及効果が期待され、国は洋上風力発電に適した「促進区域」を全国で5か所以上指定することにしていて、秋田県や青森県などが名乗りを上げています。
この洋上風力発電を新潟県沖に設置しようと、県などの自治体や企業、専門家などが集まって課題などを話し合う研究会が発足し、県庁で初会合が開かれました。
 
この中で、県は村上市と胎内市の沖合を「促進区域」の候補地として、国に説明したことを明らかにしました。
そのうえで、自然保護や防衛上などの観点から風車を海域に設置する場合の条件を地図にした「ゾーニングマップ」をまとめる必要があるとして、今後、佐渡に飛来する渡り鳥などの自然環境や、海域の漁業への影響などを調査することを明らかにしました。
 県は、「ゾーニングマップ」を来年度中に完成させ、公表したいとしています。
 県産業振興課の和久津英志課長は「できるだけ早く国に促進区域に選ばれるよう、地元の関係者らとの調整を着実に進めていきたい」と話していました。